妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

建仁寺(京都府京都市)

けんにんじ #2040

建仁寺(京都府京都市)

けんにんじ

京都市下京区に所在。 東山と号し、臨済宗建仁寺派本山。
建仁二年(一二〇二)源頼により栄西を請じて開山とする。
日本最初の禅苑で年号をもって寺号とした。 しかし当、叡山の勢が旺盛で建仁寺を禅宗専門の叢林とすることを許さないので寺内に真言・止観の二院を構え、栄西も台密葉上流を唱え三宗兼学したが、文永二年(一二六五)、勅により鎌倉に建長寺を創し、道隆を止住せしめて兼学を止めた。
日蓮聖人の京都遊学、既に建仁寺は開創されている。 また聖人と道隆とは道隆が来朝して泉涌の来迎院に居た時、面識があったと思われ、そこで聖人は宋将来の書物を勉学したと伝えられる。
以後、建仁寺と本宗との関わりを挙げてみると
(1)遠光寺主宗明は建仁寺栄西の門徒であったが、南部実長の縁により聖人の化に浴し改宗して日宗と改めた。
(2)身延二二世心性院日遠は東山建仁寺に入って大蔵経を閲した。
(3)草山開山元政は建仁寺の憲長老により、行状を『草山集』に載せられた等である。
《『遺文辞典』歴史篇「建仁寺」の項、『史大辞典』五巻「建仁寺」の項》

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