三止四請
三止四請
さんしししょう
法華経迹門方便品において仏が開三顕一の法門を説き明かされる時の儀式。
「三止三請重請許説」ともいう。
請は仏に説法を請うことで、止は仏がそれを制止すること。
即ち仏は方便品において爾前諸経で説かれた三乗各別の思想を否定し、真実平等の一仏乗の法を説かんとして、その一乗の思想が難解であることから詳説することを止め(三止)、これに対し舎利弗が三度に亘って説法を請うた(三請)。
その第三の請を仏が許し(許説)、重ねての舎利弗の請(重請)によって、仏出世の本懐、一大事の因縁が説かれるのである。
寿量品の三誡四請と共に、法華経の教えの尊さを示す説相である。
《『遺文辞典』教学篇「三止四請」の項》