妙国寺(大阪府堺市)
妙国寺(大阪府堺市)
みょうこくじ
日蓮宗由緒寺院の一つ。
大阪府堺市に所在。
広晋山と号す。
堺頂源寺(現在の長源寺)二世日沾に師事、諸宗教学を学び、頂源寺・京都頂妙寺三世となった仏心院日珖(油屋日珖、一五三二-九八)が、細川家臣三好之康(入道実休)の帰依外護と、父である豪商(油屋)伊達常言の助力で、永禄十一年(一五六八)に建立開山。
寺号は、師日沾の師にあたる妙国院日祝(頂妙寺・頂源寺開山)の院号に由来している。
日珖は当寺を中心に、三光勝会によって宗門教育・後輩育成に当った。
天正七年(一五七九)の安土宗論では論者となり、文禄二年(一五九三)の中山法華経寺混乱に際しては三山(本法寺・頂妙寺・妙国寺)輪番を定めて収拾、中興輪番初祖として一二世となり、中山で示寂している。
妙国寺は一二世まで日珖の法脈が続いた(中村檀林)が、その後飯高檀林、特に城下谷池上中道庵法類から晋山するようになり、堺法類を形成するようになった。
境内には三好長慶の叔父入道実休の寄付によるもので蘇鉄寺の称がある。
なお当寺の蘇鉄は国指定文化財(天然記念物)に指定されている。
《『国史大辞典』一三巻「妙国寺(大阪)」の項》