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塵点劫

じんでんごう #1267

塵点劫

じんでんごう

年数をかぞえる語で、はかりきれないをいう。
法華経の化城喩品三千塵点劫が説かれ、如来寿量品には五百億塵点劫が説示される。
化城喩品には大通智勝仏の出世の久遠を譬えるにあたり、一つの三千大千世界をすりつぶして墨となし、東方に千の国土をすぎてその墨の一点を下し、それらの墨を使い尽くしてから、その過ぎ去ったあらゆる世界を微塵にくだき、その一塵を一劫としたものを三千塵点劫という。
また如来寿量品には釈尊の寿命が無量であることを讐え、五百千万億那由他阿僧祇の三千大千世界をつぶして微塵となし、東方の五百千万億那由他阿僧祇の国をすぎて一塵を下し、このように東方に行き、これらの微塵を尽くして、過ぎ去ったあらゆる国をすべて微塵となし、この一塵を一劫としたものを五百億塵点劫という。
つまりこの塵点劫の譬をもって釈尊の永遠を説かれたのであって、これを塵点遠寿とも言う。
日蓮聖人の教学において、三千塵点劫五百億塵点劫の譬は、下種論、顕本論の問題として、重要な意味をもつ。
しかし、中古天台ではこれらの譬喩を仮説と見なし、塵点仮説を主張し、これに対する塵点実説を立場とする学者もある。
《『遺文辞典』教学篇「塵点劫」「三千塵点劫」「五百塵点劫(ごひゃくじんでんごう)」の項》

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