化儀・化法
化儀・化法
けぎ・けほう
化儀とは化導の儀式の意で、仏が衆生を導くための方法をいい、化法とは化導の教法の意で、仏が示す教えの内容をいう。
これは釈尊一代の教法を分別するための分類方法で、天台宗では化儀の四教・化法の四教として用いる。
即ち化儀の四教(頓・漸・秘密・不定)と、化法の四教(蔵・通・別・円)を関係せしめ、八教をもって釈尊一代の教法を分類的に位置づけ、これらの範疇を超えた法華経を最高の教えとして示す五時八教判を形成する項目である。
この教判は天台大師の説で、法華経を中心とした一代仏教を体系的に統合するところにその趣旨をもつが、日蓮聖人は法華経を最勝の教えとし、諸経と区別する確証として用いた。
なお化儀・化法の各四教による五時八教判は天台大師の創旨ではなく、天台教学史上の中で形成されたものとする見解もある。
《関口真大「日蓮聖人に見る天台三大部」『日蓮教学の諸問題』、『遺文辞典』教学篇「化儀」「化儀四教」「化法」「化法四教」の項》