妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

円静寺(千葉県匝瑳市)

えんじょうじ #816

円静寺(千葉県匝瑳市)

えんじょうじ

千葉県匝瑳市安久山(あぐやま)に所在。
中山法華経寺の末寺として南北朝代に成立した。
安久山の地は千田庄金原(かなはら)郷と称し、千葉氏の一族たる金原氏が支配していた。
安久山は金原郷の東北方にあり、ここに建てられた安久山堂の別当職は、代々金原氏一族が当っていた。
中山法華経寺貫首日祐は、千田庄の領主たる千葉胤貞の帰依を受けて、この地に日蓮宗信仰を植えつけた。 もとは密教系の寺院であったと思われる安久山堂が、日蓮宗に改宗したのはこの頃のことであろう。
貞治二年(一三六三)三月八日、日祐は自ら安久山に来訪して、安久山堂の開堂供養をしている。
また、この頃から「板碑(いたび)」と称する題目石塔婆が数多く建立され、この記によって覚諭が改宗の住持であったことがわかる。
安久山堂が「円静寺」と寺号を称したのはかなり後で、応永二六年(一四一九)の板本尊に「安久山円静寺」とあるのが初めである。
中山法華経寺の末寺としては最も古い寺に属する。

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