妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

修徳顕現

しゅとくけんげん #639

修徳顕現

しゅとくけんげん

修徳とは徳に対する語であって、衆生に約して言えば、衆生が本性として具えている先的能力を性徳、修行によって得る後的な能力を修徳という。
修とは修行すること、を修すことをいい、このことによって成ずること。 これに対し元から備わっているもの、本来的なものを「」という。 ち繰返し心に思い、実践して徳を得ることが「修徳」であり、その得られたものは必ず相として表に顕れるものである。 それを顕現という。 顕現は現れること、あるいは現れているもの、現す、現し出すことなどの意がある。
日蓮宗では即身成仏に当体即成、受持即成、修徳顕現の三義があるとし、受持即成を宗の正意として受持成仏という。 この修徳顕現は修行が完成して円満なさとりを顕すことの意である。
《『遺文辞典』教学篇「修徳」「徳」の項》

← 事典トップ