妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

龍王

りゅうおう #5344

龍王

りゅうおう

竜神の王。
竜は仏法を守護する八種の霊的存在(八部衆)の一つで畜生類の代表とされている。
この竜の王が竜王で諸経に種々に説かれているが、法華経では八大竜王が法華経の会座に列なり、法華経守護を誓っている。
序品に難陀(なんだ)・跋難陀(ばつなんだ)・娑伽羅(しやから)・和修吉(わしゆきつ)・徳叉迦(とくしやか)・阿那婆達多(あなばだつた)・摩那斯(まなし)・優鉢羅(うはら)の八竜王が眷属をつれて集まってきている。
また提婆品では海底の竜宮に住む娑竭羅竜王の女(むすめ)の有名な成仏の故が示されている。
このようなことから法華信徒のでは守護神信仰の一つとして竜王信仰が盛んであった。
日蓮聖人大曼荼羅の中に八大竜王を勧請している。
日蓮宗寺院の中で現在でも竜王を祀っているところがしばしばある。
《『遺文辞典』歴史篇「龍王」の項、『岩波仏教辞典』「竜王」の項、『図説仏教語大辞典』「龍」「龍王」の項》

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