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須利槃特・修利槃特

すりはんどく #5216

須利槃特・修利槃特

すりはんどく

Śuddhi-panthakaまたはCūḍa-panthakaの音写。
須梨槃特・修利槃特・周利槃特迦・周利槃陀迦・周梨槃陀・周陀・莎伽陀・朱荼半迦とも書き、「しゅりはんどく」とも読む。
訳名は継道・小路・小路辺生。
釈尊の弟子で、室羅伐城の婆羅門の出身。
兄を莫訶半迦Mahā-panthakaといい、大路・大路辺生と訳す。
共に父母が旅行中に路辺で生れたため名づけられたという。
また須利槃特は兄弟の並称とする説がある。
兄は頗る総明であったが、弟は極めて愚鈍であったため愚路とも呼ばれた。
兄と共に門に入るが、三ヵ月かかっても一偈すら覚えることができず、かえって傍で毎日その偈を聞いていた牧夫が通達してしまい、その牧夫に偈を習いに行ったという。
釈尊はこれを愍み、一本の箒を与えてその名を記憶するようにとえた。
数日たっても記憶できなかったが、なおも一心にこれを思念し、遂に阿羅漢果を得たという。
また兄弟共に愚鈍であったとする説がある。
法華経五百品において普明如来の記別を受ける。
日蓮聖人は『転重軽受法門』において、須利槃特というのは兄弟二人の並称で、一人でいても須利槃特というのだと述べ、また『法華題目鈔』において「鈍根第一の須梨槃特は智慧もなく悟もなし。只一念の信ありて普明如来と成給ふ」(定三九二頁)と述べ、釈尊の教示を一心に信じた態を称えている。
《『遺文辞典』歴史篇「すりはむどく・修利槃特・須利槃特・須梨槃特」の項、『岩波辞典』「周梨槃特」の項》

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