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阿育大王

あいくだいおう #5142

阿育大王

あいくだいおう

阿育大王はインドのマウルヤ王朝第三代の王。 梵語Aśoka(アショーカ)の音写で、無憂と訳す。
チャンドラグプタ以来の家統一の偉業を継承し、インド史上最大の帝を建設した(在位、B・C二六八-二三二)。 王はカリンガ征服によって生じた悲惨な戦禍を痛恨して、武力による征服から法による征服へ政策を転換した。
王は統治の念(法)および在世中の業を法勅として岩壁や石に銘刻せしめている。
法大官を設置して種々のを遂行せしめた。 饗宴の集会や殺生を禁じ、貧困者や老人に布施をなした。
王は教に帰依し、正法の永続を願って比丘らが実践すべき七種の法門を銘刻せしめ、過去の諸王が実施した娯楽の巡遊をやめて法の巡礼を行い、バラモン・沙門を訪ねて布施をなし、人民に法を誡し、かれらの意見を徴した。
跡を巡礼して供養をなし、帝の辺地やギリシャ諸へ法の使節を派遣し、団の分裂を誡めた。
王の治世に首都パータリプトラ(華氏城)で第三結集が開催されたと伝えられる。
阿育の名は『安国論御勘由来』『開目抄』『法蓮鈔』『南条七郎次郎殿御返事』など日蓮聖人遺文に数多くみえる。
《『遺文辞典』歴史篇「阿育大王」の項、『岩波仏教辞典』「阿育王」の項、『図説仏教語大辞典』「アショーカ王」の項》

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