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観仏三昧経

かんぶつざんまいきょう #4737

観仏三昧経

かんぶつざんまいきょう

『観三昧海経』の略、また単に『観経』ともいう。
東晋の仏陀跋陀羅の訳、方等部の経、一〇巻一二品からなる。
が迦毘羅城尼拘樓陀精舎で父閲頭檀(浄飯王)及び姨母憍曇弥(摩訶波闍波提)のために三十二相八十種好身の相好を示し、それを観ずる方法・功徳が説かれている。
神話などが引用されている。
日蓮聖人は『撰時抄』でこの経について「方等大会の儀式には世尊の慈父の浄飯大王ねんごろに恋せさせ給しかば、仏宮に入せ給て観仏三昧経をとかせ給」(定一〇〇五頁)と述べている。
同経譬喩品には仏の所へ父王が来たと説かれているのに対し、今の文の「宮に入せ」とは、仏が父王を訪ねたことになるのであるが、これは日蓮聖人が儒における父子の礼に習って述べられたものと考えられる。
《『遺文辞典』歴史篇「観仏三昧経」の項、『大蔵経全解説大事典』「〇六四三・仏説観仏三昧海経」の項、『大乗経典解説事典』「三昧部」、『仏書解説大辞典』「観仏三昧海経」の項》

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