妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

藤井真澄

ふじいますみ #4659

藤井真澄

ふじいますみ

(一八八九-一九六二)
劇作。 岡山県生まれ。
早稲田大学専門部卒の前後から日蓮主義と社会主義に傾倒し、ロシア革命の影響を受けて社会主義と演劇活動に取り組み、劇作に熱中。
中央公論社退社後、雑誌『黒煙』を主宰し多くの作品を掲載。 特に戯曲『日本第一の智者』を発表して日蓮主義への文学的関心を強めた。 また労働文学の中心的存在ともなり、民衆芸術研究会を起こした。
その後、中村吉蔵らと『演劇及び映画義録』を発刊。
日本映画俳優学校師、大満蒙新聞東京支社長を歴任。
劇作や小説への旺盛な執筆活動を継続し、『民本主義者』『妖怪時代』『新魔王』等の脚本を発表。
評論には『戯曲の創作と構想』がある。
更に大正一二年(一九二三)五月、三五歳のに歴史小説として『超人日蓮』を執筆し、総文館より刊行。 『孤独の底の日蓮』や『元冦』と共に、鎌倉時代の歴史と日蓮聖人が「本当の本当のこと」を求め、庶民から出て清浄の身になっていく人間的生き方を小説に表現し、「妖魔」と同時に日蓮聖人の姿を通して「超人」の特を描き出そうとした。

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