妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

華幡

けばん #4619

華幡

けばん

は旛とも書く。
梵語のpatākāの訳で波多迦・波哆迦と音写し、和名は「はた」である。
は本来、武人が戦場において自分の存在をよりきわだたせるために立てる、いわゆる指物のことであったが転じて菩薩の威徳を示す具として用いられるようになった。 それが更に展開して「を立てることによって、難をのがれ、福徳を得ることができ、死後は浄土に生れることができる」と幡の造立と供養の功徳が説かれ、中国では六世紀末頃には仏事供養具として盛んに用いられたようである。
日本では教伝来と共に盛んにの造立が行われるようになった。
素材、色、大小、用所、用途、図柄などの分類によって名称も細かく分かれ、種類も多く、一つのであっても幾つもの名称を持つものもある。
以下、主なを項目別に分類してみると、
(一)材料による種類(錦、綾、絹、平、金銅、糸、玉、板、紙)。
(二)色による種類(白、赤、黄、青、浅黄、緋五色、雑色)。
(三)大きさによる種類(大、小)。
(四)用所による種類(常、金堂、礼堂、講堂、庭、屋上、高座天蓋)。
(五)用途による種類(灌頂、続命神、薦亡、送葬、施餓鬼)。
(六)図柄による種類(絵種子幡、三昧耶形)。
(七)その他、幢幡
などが挙げられる。

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