そざい
言説布教上の用語で、話として語られる以前の事実現象をいう。
即ち受容者を導く場合、その導くための話の内容は、受容者の立場(機根)に立って語られなくてはならない。
故に布教者は受容者に適応した話題で話さなくてはならない。
そのもとになる材料、形態、内容を素材という。
従って素材はわれわれの日常生活を含む社会的事象、自然的現象はもとより、時代的歴史的中にも有する。
故にこの素材は、布教者の宗教的思考を通して、信仰的に把握され、話集、話材、話題として形成されて、初めて言説布教上の具体的な言葉や文字となる。