妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

福田

ふくでん #4335

福田

ふくでん

梵語puṇya-kṣetraの訳。 福を生ずる田の意。
田がよく物を生ずるように、福田に施せばよく福を生じさせることをいう。 ち福徳を得させる人のこと。
仏法僧の三宝・父母・師僧・貧窮・病人・畜生を敬い、施し、憐れむ時、多くの福徳を生み、功徳が得られるところから、これを田にたとえて福田という。
この福田に二福田(学人・無学人、および憐愍福田・恭敬福田、および衆僧田・父母田、および有作無作、および敬田・悲田)、三福田(敬田・恩田・悲田、および報恩・功徳・貧窮)、四福田(父・母・如来・説法法師)、五福田(恩田・敬田・徳田・悲田・苦田)、八福田(仏・聖人・和尚・阿闍梨・僧・父・母・病人、まは仏法僧の三宝・父・母・師僧・弟子・諸根不具・百種の苦、または三宝・父母・師僧・貧窮・病人・畜生等あり)等種々の福田が説かれている。
大徳(菩薩および学無学の人)には恭敬心をもって大果報を得(敬田)、貧苦(畜生・老病・聾盲・瘖唖・貧苦の人)には憐愍心をもって大果報を得(悲田)、父母・師僧には報恩心をもって大果報を得(恩田)ることが出来るとある。 このうち、特にを大福田としている。
袈裟のことを福田衣ともいう。
《『遺文辞典』歴史篇「福田」の項、『天台学辞典』『岩波仏教辞典』「福田」の項》

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