生身
生身
しょうしん
「しょうじん」とも読む。
生身仏・父母生身・肉身・随世間身ともいう。
仏・菩薩には法身と生身の二つがあり、所証の理体(本地)を法身といい、衆生済度のために父母に託して、胎生する肉身を生身(垂迹)という。
釈尊は生身であるが、大乗仏教では生身仏を方便応化の化身とする。
また一般的には衆生の肉身を意味する。
日蓮聖人は『四条金吾殿御返事』に「釈迦仏と法華経の文字とはかはれども、心は一つ也。
然れば法華経の文字を拝見せさせ給うは、生身の釈迦如来にあひ進(まい)らせたりとおぼしめすべし」(定六六六頁)と、更に『法蓮鈔』には「今の法華経の文字は皆生身の仏なり。
我等は肉眼なれば文字と見る也」(定九五〇頁)と述べられている。
《『遺文辞典』歴史篇「生身」の項、『岩波仏教辞典』「仏身」の項》