たなぎょう
お盆に僧侶が檀家を回って精霊に経を誦し、回向をすること。
棚経についての語義的いわれは、徳川幕府の宗教政策の一つである寺請制度のなかから起ったとされる。
当時幕府は、庶民の土地の移動をおさえ、キリスト教の流入を防ぐために寺請制度・檀家制度をもうけ、檀家の家々にキリスト教信者がいるか否かを調べさせるために僧侶が起用された。
以来、盆経に僧侶が棚をみわたすところから、棚経といわれるようになった。
次第は、(一)礼拝、(二)勧請、(三)開経偈、(四)読経(方便品、自我偈その他適宜)(五)祖訓、(六)唱題、(七)宝塔偈、(八)回向、(九)四誓がその一例である。