本成寺(新潟県三条市)
本成寺(新潟県三条市)
ほんじょうじ
法華宗(陣門流)の総本山。
新潟県三条市に所在。
朗門九鳳日印が郷里布教の途、越後国(新潟県)蒲原郡薄曽根の地に法華経八巻を結んだ白牛が跪伏し動かなくなり、そこに草庵を結び永仁五年(一二九七)領主山吉定明長久の外護を得て青蓮華寺を建立した。
正和三年(一三一四)長久山宝塔院本成寺と改称し、開山日印は師日朗を初祖として仰いだ。
嘉暦二年(一三二七)日印は本成寺置文を認め、当山を根本道場、門下の棟梁と定めた。
日静は本国寺に在って本成寺を代官に任せ三箇の重宝(立像釈尊・御自筆安国論・伊豆佐渡の赦免状)を本国寺に移し師日印に叛いた科により後年除歴され、三世に日陣を置く。
日陣代に本国寺日伝と本迹勝劣義により袂別した。
寛文九年(一六六九)本国寺の日運は当寺を末寺として幕府に提訴したが退けられている。
当寺は山吉家の外護の後は上杉家の外護を受け三〇〇石を与えられ、永正年中(一五〇四-二一)に一〇〇〇石に加増されたが、溝口家が新発田に入部し三〇〇石に戻された。
また文安年中(一四四四-四九)、天文二〇年(一五五一)、宝暦八年(一七五八)、明治二六年(一八九三)火災に遭っているが、その都度復興され現在の伽藍は大正二年(一九一三)に落成したものである。
《『日蓮辞典』「本成寺」の項、『国史大辞典』一二巻「本成寺(新潟)」の項》