妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

有智無智

うちむち #3296

有智無智

うちむち

智慧のあること(またはその人)と智慧の無いこと。
因果の理を悟り、物正邪を分別する心の作用を有智といい、無智はその反対語。
教の教理を極め、出離生死の道を修得した者、即ち成道得脱を予想する意味も含まれるが、反面、日蓮聖人においては有智の邪師といった意味もある。 「有智の明匠とおぼしき人々の、臨終の思やうにならざるは是大謗法の故也」(定二九六頁)また「無智須利槃特(むちはすりはんどく)」(定六七頁)とあり、正信の無智は成道得脱を保証しているところである。
また妙とは不可思議であり、法華経は以信得入の経であるから「有智無智をきらわず、一同に他事をすてて南無妙法蓮華経と唱べし」(『報恩抄』定一二四八頁)といわれる。
《『遺文辞典』教学篇「有智無智」の項、『岩波辞典』「有智・無智」の項》

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