ふげんざんまい
普現色身三昧・現一切色身三昧ともいう。
仏菩薩等が一切衆生を救済するための方便として、その種類(機根)に応じて普くさまざまな身相を示現することを普現色身というが、これを顕す力用の根源を普現三昧という。
この三昧に入ることによって、仏菩薩の普現色身は可能になるとされる。
法華経には観世音菩薩が三十三身を示現して衆生を教化し、妙音菩薩が三十四身を示現して妙法を弘通することが説かれている。
『秀句十勝抄』(定二三七五頁)に引く『法華文句』巻八(『正蔵』三四巻一一七頁a)の文には、龍女の即身成仏は普賢色心三昧を得た功徳によるとみえる。
《『遺文辞典』教学篇「普現色身三昧」の項》