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日実(本成房)

にちじつ #2577

日実(本成房)

にちじつ

(-一四六一-)
生没年未詳。本成房と号す。
当家宗旨名目』の著者として著名であるが、その伝は定かでない、正行院日源および久遠成院日親より本尊相伝を受けており、いわゆる中山門流系の学僧である。
また日親より後輩であることと、これらの相伝類を行学院日朝が書写していることから、日朝は日実と同輩もしくは後輩であったと考えられる。
その著『当家宗旨名目』は教義と日蓮聖人伝からなる一種の宗学概論書であるが、古来、聖人の一周忌に録内御書目録一四八通の六老僧編纂説を記す最古の文献として重視されている。
しかし、その著作年代は奥書から寛正二年(一四六一)とされているが、文中それより六年後の応仁元年(一四六七)の記があり後半補修を加えたか、あるいは応仁元年以降の著作とする説が出されている。
日実は日源の観心主義思想を受けて本迹未分の根本法華を強調し、本尊論においては法本尊を、戒檀論においては日親が説いていない檀を加え、理二檀を説いた。
これは檀を認めながら富士戒壇を破したものとされている。
《『日本仏人名辞典』「日実」の項》

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