六老僧
六老僧
ろくろうそう
日蓮聖人の高弟六人のこと。
入滅に先立つ弘安五年(一二八二)一〇月八日、池上宗仲の館で聖人自ち滅後の法燈と定めた本弟子六人のこと。
その六人とは蓮華阿闍梨日持、伊与公日頂、佐渡公日向、白蓮阿闍梨日興、大国阿闍梨日朗、弁阿闍梨日昭である。
のち六老僧の系統を六門跡と呼称された。
これらの六人は諸方において師説の継承とその伝播に努め、布教活動を展開した。
日昭は鎌倉浜(従来は「浜土」)法華寺を拠点として日昭・浜門流を、日朗は池上本門寺・鎌倉比企谷妙本寺・平賀本土寺を拠点に日朗・比企谷門流を、日興は富士大石寺・重須本門寺を拠点に日興・富士門流を、日向は身延久遠寺を拠点に日向・身延門流を、日頂に代って日常は若宮法華寺・真間弘法寺を拠点に日常・中山門流をそれぞれ形成した。
《『遺文辞典』歴史篇「六老僧」の項、『日蓮辞典』「六老僧」の項、『日蓮聖人大事典』「日蓮聖人と六老僧」の項、小松邦彰・花野充道『日蓮教団の成立と展開』(春秋社『シリーズ日蓮』三)》