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日天子

にってんじ #2539

日天子

にってんじ

Sūrya修利耶と音写。
三光天子の一つで日宮天子・宝光天子と称し、大日天子ともいい、日と略称する。
太陽を神格化した神。
宮殿に居し、赤肉の身にして左右の手に蓮華を持つ。
観世音菩薩大日如来の化身ともいわれる。
法華経序品には、雑衆の内の欲界の聴衆として宝光子の名が挙げられている。
日蓮聖人四条金吾の日天子宗敬を『四条金吾釈迦仏供養事』に「大日天子に仕へさせ給ふ事」(定一一八四頁)と賛じ、富木尼の病身を気遣って『可延定業御書』に「大日月天に申しあぐべし」(定八六四頁)と告げ、聖人の側からも祈願することを伝えている。
報恩抄』に、「若日月等の諸、法華経に勝れたる御まします、汝はしらず、と仰せあるならば大誑惑の日月なるべし」(定一一九七頁)と述べられている。
これは序品列座の日天子が法華経より勝れた教典が他にあるというならば、大誑惑の者となり、天に止まることができず大地に堕落することは必定であるとされるもので、釈尊出生の本懐たる法華経聴聞の大衆は、とりもなおさず法華経真実の証明者であることを述べられたものである。
あるいは『松野殿御消息』に「日朝に東に出で給ふに、大光明を放ち眼を開て南閻浮提を見給ふに、法華経の行者あれば心に歓喜し、行者をにくむ国あれば天眼をいからして其国をにらみ給ふ」(定一一四二頁)とあるように、聖人は日天子を法華経の行者守護の神として拝されていた。
また聖人図顕の大曼荼羅には「大日天王」と記し勧請されている。
《『遺文辞典』歴史篇「日天子」の項、『日蓮辞典』「日天子」の項》

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