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三世益物

さんぜやくもつ #110

三世益物

さんぜやくもつ

三世とは過去・現在・未来のこと。
物とは衆生のことで、益物とは生きとし生けるものを利益することをいう。
三世益物とは過去・現在・未来の三世にわたる本仏釈尊化の利益、救いと恵みがあることをいう。
これは法華経寿量品の本仏に特有の法門である。 本仏釈尊による、久遠本時より大通仏等、現実世界に出現するまでの無始以来の衆生教化を過去益物といい、インド出現一代五十年の仏在世の教化を現在益物とし、八十入滅より後の未来永遠にわたる常住の化導を未来益物という。
この三世益物は、仏の寿命が無量であり、かつ常にこの娑婆世界に住して法を説き教化されるということの上に成立し得る法門であり、従って余の諸仏にはなく、ひとり寿量品の教主釈尊にのみいえることである。
《『遺文辞典』教学篇「三世益物」「三世益(さんぜのやく)」の項、『日蓮辞典』「三世益物」の項》

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