善性寺(東京都荒川区)
善性寺(東京都荒川区)
ぜんしょうじ
東京都荒川区に所在、関妙山と号す。
開山は長耀山感応寺二世日嘉。
開基は関善左衛門と伝える。
創立は長享元年(一四八七)もと身延山久遠寺末。
当寺草創については、日蓮聖人佐渡より御赦免の折、苦しんでいる産婦がいた。その産婦の夫(関氏)が聖人に救いを求めたところ、かたわらに在った飯匙(しやもじ)に曼荼羅を書き与えると忽ち楽になったという。この縁にて庵を結んだと伝える(『本化別頭仏祖統紀』)。
当寺は六代将軍徳川家宣の生母長昌院の菩提所でかつて寺領一〇〇石を有していた。
また安永七年(一七七八)正月不受不施の故をもって入牢、獄死した身延四六世除歴守慎院日唱(除歴日唱という)は当時の歴代で、この他当寺には不受不施義信奉者を多く出している。
【補記】日唱は「七面邪神説」を唱えたとして、身延および飯高檀林等を除歴されたままだったが、平成二八年(二〇一六)二月一日付で、身延山久遠寺九二世内野日総代に復歴された。