妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

傾城禁短気

けいせいきんたんき #662

傾城禁短気

けいせいきんたんき

浮世草子。 江島其磧作。
宝永八年(一七一一)四月刊。六巻六冊で各巻四話ずつの短編から成る。
本書は日蓮宗から天台宗に改宗した僧真超が弟子真陽の名で著した『禁断日蓮義』によりながら、西沢一風の「野傾禁談義」の跡を受けたもの。
女色派(女道門=浄土門)の翫色居士が「傾城無間、茶屋伝馬、白人謀客、風呂獄卒」という四箇格言を掲げる男色派(衆道門=聖道門)と宗論を展開する。
禁断日蓮義』のを模した文で始まり「唐土我朝に、諸の女郎の沙汰申さるる、念比の念にもあらず云云」という女郎一枚起請に色道の至極を説いて結ぶ。
内容は教と無関係であるが、構想・章句などには典や日本各宗の宗義・信条などについての深い知識がふまえられている。

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