しんねん
信仰・信心をいう。
信と念。
信ずることと記憶して忘失しないこと。
『雑阿含経』第二六等では、煩悩を伏し聖道を引くために増上の用がある五根(信根・精進根・念根・定根・慧根)を説くが、信はその次第の中第一、念は第三に当たる。
『大智度論』釈滅諍乱品(『正蔵』二五巻四六一頁a)では、六種法師を釈す中、受持を「信力の故に受け念力の故に持つ」と解釈する。
ここでは信は信仰の瞬間的発心を示し、念はそれの持続性・純粋性・意志力を指している。
日蓮聖人は法華経に対するこの信念受持の一行に成仏の道を見出した。