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蘇悉地経

そしっちきょう #4663

蘇悉地経

そしっちきょう

三巻。
唐・善無畏(六三七-七三五)訳。
詳しくは『蘇悉地羯羅経』(そしつじからきよう)、別に妙成就法、妙成就作経という。
伝来について日蓮聖人は『報恩抄』に「玄宗皇帝の御宇に、天竺より善無畏三蔵は大日経・蘇悉地経をわたす。金剛智三蔵は金剛頂経をわたす」(定一二〇五頁)という。
真言三部経の一つ。
三七品よりなり、真言についての持誦、灌頂、護摩、曼荼羅、種々の成就法を説いたもの。
蘇悉地経』の「三部の中に於て此経を王と為す」の文をもって真言三部の中でも最勝とされる。
東密では胎蔵法・金剛界法の二部立てであるが、台密では『蘇悉地経』を加えて三部立てとする。
入唐して善無畏・金剛智の相承を受継いだ円仁は『蘇悉地経』『金剛頂経』『大日経』を三部の大経とし、また『金剛頂経疏』七巻、『蘇悉地経疏』七巻をつくり、『大日経疏』を加えて真言の三部とし、比叡山に独自の密教(天台密教)を興して新たに蘇悉地・金剛頂の二業をおいた。更に円仁は『蘇悉地経疏』などをもって真言は事理倶密、法華は理密として理同事勝の真言勝法華劣の教判をたて、この義に対して日蓮聖人は厳しい批判を展開した。
『正蔵』一八巻に収む。
《『一』密教部五の解説、『遺文辞典』歴史篇「蘇悉地経」の項、『大蔵経全解説大事典』「〇八九三・蘇悉地羯羅経」の項、『大乗経典解説事典』「密教部」、『仏書解説大辞典』「蘇悉地羯羅経」の項、『岩波仏教辞典』「蘇悉地経」の項

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