法蓮寺(千葉県市川市)
法蓮寺(千葉県市川市)
ほうれんじ
千葉県市川市に所在。
曽谷山と号す。
開山・開基は法蓮院日礼(一二二四-九一)。
日礼は俗名を曽谷教信といい、下総国八幡庄曽谷郷の在地領主として、富木・大田・金原氏らと共に当国における日蓮聖人の重要な檀越であった。
教信は父の死に遭って信仰が更に熱烈となり、文永八年(一二七一)剃髪入道となって法蓮日礼、内室を蓮華尼という法号を聖人より授けられた。
建治元年(一二七五)三月日礼自ら聖人御影を刻み、聖人より「仏所護念法蓮作之」と開眼を拝受したと伝えられている。
建治三年一宇を創建し、自らの法号をして法蓮寺と号した。
明治二四年(一八九一)焼失、再興して現在に至る。
当山は江戸時代末寺数ヵ寺を有した中本寺格を誇り、出開帳が行われたり、北辰妙見大菩薩が当山の守護神として安置されていることから、能勢家の外護を受けたという記録もある。
《『日本仏教人名辞典』「日礼」の項》