法華折伏破権門理
法華折伏破権門理
ほっけしゃくぶくはごんもんり
法華経は折伏にして権門の理を破すこと。
即ち法華経は権門の理を破す折伏の教えであることをいう。
『法華玄義』第九に「法華は折伏にして権門の理を破す」とある。
これは教理に約して法華経と『涅槃経』との爾前諸経に対する摂折の相異を述べたもので法華経は折伏にして権門の理を破し『涅槃経』は摂受にして権門を許容することをいう。
法華経と『涅槃経』の存廃(権門を破すか許容するか)の異なりは両経の因縁によるもので、その帰するところは唯一実相として異なるものではない。
日蓮聖人は『如説修行抄』に「法華折伏破権門理の金言」(定七三三頁)、「天台云く、法華折伏破権門理と、まことに故ある哉」(定七三六頁)と述べ、末法において日蓮が行じている法華経そのものに折伏の力用(りきゆう)があることを明かされている。
《『遺文辞典』教学篇「法華折伏破権門理」の項》