正法寺(千葉県山武市)
正法寺(千葉県山武市)
しょうぼうじ
千葉県山武市に所在。
妙高山と号す。
日蓮宗由緒寺院の一つ。
開基は小西城主原肥前守胤継、開山は平賀本土寺九世妙高院日意、創立は長禄二年(一四五八)正月。
小西城主原肥前守胤継は日意の教化に信伏し、館を廃し新たに堂を構築し、日意を迎えて開山とした。
日意はその院号をもって山号とし、寺号を正法寺とした。
長禄二年正月、妙高山正法寺常住本尊を授与し、上総・下総における弘通の拠点とした。
日意三八歳の時である。
同じ頃、日意は正法寺創建と共に高師(千葉県茂原市)の禅寺を改宗し、名を実相寺と改め本化の道場としている。
また開基檀越原肥前守胤継を始めとする原一族の日意に対する帰依は深く、日意開創寺院九ヵ寺中、五ヵ寺までが原一族の開基である。
なお天正一八年(一五九〇)平賀本土寺妙道院日悟が正法寺七世として入山するや、通王院日裕を京都から屈請して正法寺に開いた学室小西檀林は、翌年徳川家康から三〇石の朱印を受け、関東三大檀林の一つとして繁栄し、多くの学徒を教育した。
《影山尭雄『妙高院日意上人』》