妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

本堂

ほんどう #3374

本堂

ほんどう

寺院に於ける諸堂の中で、その中心に位置し、本尊をまつってあるお堂のこと。
奈良教の諸宗では、金堂(こんどう)と呼び、代表的なものとしては、法隆寺金堂、唐招提寺金堂などがあり、平安教の諸宗の中では、園城寺、教王護国寺(東寺)、醍醐寺の金堂があり、比叡山延暦寺の根本中堂、禅宗寺院における仏殿(ぶつでん)なども、これに相当する。
しかし、日蓮宗の場合は、諸大寺の諸堂配置の中心には、祖師堂があり、本師堂(釈迦堂とも)は、これに並ぶ位置に建てられている例が多く、一般寺院に於ては、こうした建て方でなく、本師堂と祖師堂とが一つになっていて、これを本堂と呼んでいる。
堂内は内陣(ないじん)と外陣(げじん)に区分されるが、内陣は本尊を安置する場所のみを示し、僧侶が座る場所は外陣とされていたが、慣用的に内陣は本尊を安置し、荘厳具を布置して僧侶法要を営む堂内中央の部位、外陣は、本来はその後方と左右の部位で、参詣者の席と呼ぶこともある。
また外陣左右の上下については、本堂では御宝前に向って、左側を上位とし、右側を下位としている。
従って寺院席と檀信徒席を設ける場合には、左側に寺院席で御宝前に近い方に本山席など上座を用意することになる。
《『史大辞典』三巻「伽藍配置」・六巻「寺院建築」・一二巻「本堂」の項》

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