妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

本化摂折論

ほんげしょうしゃくろん #3349

本化摂折論

ほんげしょうしゃくろん

田中智学(一八六一-一九三九)述。
明治三五年(一九〇二)発行。
明治三四年龍口寺における日蓮門下各団連合の夏季講習会での田中智学の講述を日蓮宗の山田一英と田中門下の山川智応が共同で筆録したもの。
その内容は巻頭に「摂折の法門は、宗学の基本にして宗門一切の法義に対する関門である」と述べているように、摂受折伏の問題をとらえ、それを日蓮教学の根本から詳論し、日蓮宗の摂折論を解決せんとするのである。
結論は聖祖の根本精神に戻り折伏主義に立脚せよというのであるが、当時の優陀那宗学に基づく日蓮宗主流に対する批判の書であり、田中智学日蓮主義学の基本となるものである。
なお、本書に智学の「毒鼓論」を加え、『折伏とはなにか』と改題され、昭和四三年(一九六八)復刊され、さらに平成一〇年真世界社から『本化摂折論』の旧名で復刻重版された。

← 事典トップ