散杖
散杖
さんじょう
(1)密教の修法で灑水器より加持香水を取ってまき散ずる小杖。
(2)日蓮宗の修法で用いる打竹のこと。
伝書に「他家には散杖と云。
当家には打竹と云。
何れも加治する物也」とある。
(3)日蓮宗の法式において、灑水に用いる小さな棒のこと。
灑水杖ともいう。
香水を散灑して魔障を除くための道具である。
用材には梅、桃、楊などの新枝で、特に南方に向って伸びているものを最上とするが、これは梅桃は香木で魔を退ける力があるといわれ、楊には除病の効能があるからだとされている。
長さは修する人の一肘(臂から中指の先までの長さ)とし、太さは末の切口の直径八ミリ弱程度のものを選んで、末の切口に八幅輪、それから約一(センチ)ずつを隔てて三段に八葉を刻み、根元の手に触れるところ約十(センチ)ほどを白紙で巻いて仕上げる。\\