座主
座主
ざす
(1)学徳共に勝れ、一座の上首である者。
(2)禅宗では仏教を頭で理解している者の意で用いている。
経典を講義する僧侶、教宗の講僧。
(3)五職の一つ、大寺の寺務を統括する首席の僧、延暦寺・金剛峯寺・日光山・醍醐寺等に置かれ、官命をもって補任された。
明治以降は旧例による私称。
日蓮聖人においては、座主という時は延暦寺の座主を指している。
例えば『神国王御書』に「叡山第一の座主義真・第二の座主円澄・(略)第三の座主円仁」等。
ただし「天台の座主よりも南無妙法蓮華経と唱る癩人とはなるべし」(定一〇〇九頁)というのが聖人の宗教的願望であった。
《『遺文辞典』歴史篇「座主」の項、『岩波仏教辞典』『国史大辞典』六巻「座主」の項》