三法妙
三法妙
さんぼうみょう
天台大師智顗は『法華玄義』巻二上、巻七上などで、法華経の経題の最初の妙の一字を解釈して一〇種の意味を洞察し、迹門の十妙、本門の十妙、観心の十妙を説いた。
三法妙は迹門十妙の第五番目であり、仏果の功徳である真性(理)・観照(智)・資成(定)の三軌が不可思議であること。
また乗妙ともいう。
それは迹門十妙中の(1)境・(2)智・(3)行の三妙を果についていったものであり、四番目の位妙によって成就された秘密蔵である。
これに准じて類通の三法を示すと三道、三識、三仏性、三般若、三菩薩、三大乗、三身、三涅槃、三宝、三徳がありうるが、この十種の三法もまた妙である。
《『遺文辞典』教学篇「三法妙」の項、『日蓮辞典』「妙」の項》