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三仏

さんぶつ #116

三仏

さんぶつ

宝塔品に説示される、釈迦・多宝・十方分身の諸、の三のをいう。
つまり一代教の諸を統括した言葉である。
宝塔品では分身の来集及び多宝の証明をもって、法華経が無虚妄の真実であることを説く。 これは法師品に示す、已今当三説超過による法華最勝の義をさらに確定させるものである。
これについて日蓮聖人が『開目抄』に「夫法華経の宝塔品を拝見するに、釈迦・多宝・十方分身の諸仏の来集はなに心ぞ、令法久住故来至此云云。 三仏の未来に法華経を弘めて、未来の一切の仏子にあたえんとおぼしめす御心の中をすいするに」(定六〇八頁)といわれるのは、法華経が諸仏出世の本懐であり、三仏はこの経の令法久住を心とし、末代凡夫の救済を心とすることを示す。 故に我々の仏種にもなるのである。
大曼荼羅もこの三仏の形相を図し『本尊抄副状』に「乞い願くは一見を歴て来たる輩(ともがら)、師弟共に霊山浄土に詣でて、三仏の顔貌を拝見したてまつらん」(定七二一頁)といわれる霊山も三仏を中心とする。
《茂田井亨「三仏の本願」『法華』五五巻一一・二号、渡辺宝陽「日蓮聖人における三仏帰命」『大崎学報』二五・六号、『遺文辞典』歴史篇「三仏」の項、『日蓮辞典』「三仏」の項

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