宗林寺(東京都台東区)
宗林寺(東京都台東区)
そうりんじ
東京都台東区谷中に所在。
もと本国寺派末頭縁所寺院、山号は妙祐山と号す。
境内に萩が沢山植えてあることから別名萩寺と称した。
茶道をもって徳川家康に仕えた斉藤宗林が駿府に創建した。
開山は玄龍院日辰。
慶長年間(一五九六-一六一五)大功院日台が駿府より神田昌平橋に引地、その後上野東寺町に転じ、元禄一四年(一七〇一)現在の地に寺領を拝し移転した。
当時安置の祖師像は「舟守の祖師」といい、日蓮聖人の形見として伊豆伊東の船守弥三郎夫婦に授与したものと伝えられる。
また「疫病退治の祖師」ともいう。
「境内地古図」には、恵心院・圓立坊・了運坊・経王坊・本寿坊等の塔中があった。
なお『本化別頭仏祖統紀』によれば、英勝院の養子、太田備中守資宗(延宝八年=一六八〇卒)は父日宗菩提のために当寺の造営に外護をつくしたという。
《『御府内備考』》