妙見菩薩【修法】
妙見菩薩【修法】
みょうけんぼさつ
北辰菩薩、北辰尊星ともいう。
『七仏八菩薩所説大陀羅尼神呪経』第二に「我は北辰菩薩なり名づけて妙見と曰ふ、今神呪を説きて諸の国土を擁護せんと欲す、所作甚だ奇特なり、故に名づけて妙見と曰ふ、閻浮提に拠し衆生の中の最勝、神仏の中の仙、菩薩の大将なり、光は諸菩薩を目し、曠く諸の群生を済う、大神呪あり、胡奈波と名く(略)」とあり、『鎮宅霊符縁起集説』に「北辰尊星と申し奉るは天すでに開けて円かなる物現ず、その中に一点の神おわします、神道にては是を国常立尊(くにとこたちのみこと)と申し奉る、この一点の御神すなわち天の御あるじにて北辰尊星と号す」とする。
同所一体の尊星で、仏家にては妙見菩薩、道家にては鎮宅霊符神、神道にては国常立尊という。
形像は多様あって、能勢妙見尊は、身延山第二一世寂照院日乾の創案と伝えられ、甲冑を体し右手は受太刀左手は金剛不動の印を結ぶ。
古来武人に崇敬した者も多く、眼病守護の菩薩として、また学問の菩薩として諸檀林に祭祀された。
国土を擁護し、災いを除き、幸を得せしめる開運の菩薩である。
《『法華験家訓蒙』、『修験故事便覧』、『日蓮辞典』『広説仏教語大辞典』『岩波仏教辞典』「妙見菩薩」の項、『国史大辞典』一三巻「妙見菩薩」「妙見信仰」の項》