妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

妙蓮寺(両親閣・千葉県鴨川市)

みょうれんじ #1604

妙蓮寺(両親閣・千葉県鴨川市)

みょうれんじ

千葉県鴨川市小湊町に所在。
妙日山と号す。
日蓮聖人誕生の地である房州小湊浦に建立された寺である。
聖人の慈父母の塚を房州小湊誕生寺の一宇に構え、その草堂が妙蓮寺の基となった。
伊豆流を赦された聖人は、その翌年の文永元年(一二六四)に故郷である房州小湊を訪れている。
これは亡き慈父の参と恩師道善房の訪問のためと伝えられるが、この時、聖人の慈母は病床にあり、危篤状態であった。
聖人の読経が慈母を蘇生ならしめたと伝えられ、この霊験を聞いた佐久間重貞という人物が日蓮聖人の教化により改宗し、重貞の子と、末の弟をそれぞれ出家させ、日保、日の号を賜わった。
日保、日の両師は修学を重ね、日蓮聖人誕生の地である房州小湊の浜に塔を起てて供養し、墳廟を造って寺基となし、高光山日蓮誕生寺と呼んだ。
弘安二年(一二七九)に日蓮聖人はこの寺に大曼荼羅を賜い、誕生寺は年を追って発展するところとなった。
この誕生寺の一角に聖人の慈父母の塚を構えて、これが妙蓮寺の寺基となった。
なお妙蓮寺住持は誕生寺の老僧職をとり、同山貫主不在のに妙蓮寺が代務をとった。
《『日蓮聖人事蹟事典』(雄山閣)「千葉」の項、『日蓮聖人大事典』「日蓮聖人と父母」の項》

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