天台附順
天台附順
てんだいふじゅん
法門や相承が天台(智顗)もしくは天台宗に随順していること。
『法華宗内証仏法血脈』に「今当家之相承大旨天台の相承に附順すべしと雖ども内証真実を以て釈尊・上行菩薩を高祖と為し奉る耳」(定六九八頁)とある。
日蓮聖人が教学的に天台附順とされるのは、「法門の事はさど(佐渡)の国へながされ候し已前の法門は、ただ仏の爾前の経とをぼしめせ」(定一四四六頁)という『三沢鈔』の一文が基準とされる。
かつて一妙院日導(一七二四-一七八九)が『祖書綱要』に「佐前佐後法門異相章」を立て、前記の文章をもって論じて以来、佐渡配流以前の教学は天台附順の教学であるとされるに至った。
《『日蓮辞典』「台家附順(たいけふじゅん)」の項》