しょういぶつじ
声、仏事を為すと訓ず。
仏が音声をもって衆生を教化し救済されること。
『法華玄義』巻一には「今娑婆国土を論ずるに、音声仏事則ち甘露の門を開く」と記されている。
仏事とは仏の衆生済度を指し、娑婆世界においては仏はもっぱら声塵(しようじん)をもって法を説き、衆生を利益されることをいう。
これを声教、もしくは声益という。
日蓮聖人は『月満御前御書』に「今の月満御前はうまれ給てうぶごゑに南無妙法蓮華経と唱へ給ふ歟。
法華経に云く諸法実相。
天台の云く声為仏事等」(定四八六頁)と述べられている。
《『遺文辞典』教学篇「声為仏事」の項》