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国前寺(広島県広島市)

こくぜんじ #1195

国前寺(広島県広島市)

こくぜんじ

広島市に所在。 自昌山と号す。 日蓮宗由緒寺院の一つ。
寺伝によれば日像を開山とし、初め暁忍寺と称していた。 しかし自昌院が明暦二年(一六五六)当寺を菩提所と定め本堂番神堂・客殿・庫裡・仁王門などを建立するに及び、前寺と改称した。
寛文一〇年(一六七〇)一乗院日勝の代には一本寺として認められ、末寺十余ヵ寺を有する大寺となった。
同年一〇月一二日、自昌院は父利常の十三回忌追善法要を営み、真鍮華鬘十六流を寄進、更に寛文一二年正月には浅野藩主三代綱晟の葬儀を当寺で行うなど、自昌院並びに藩の優遇を受けた。
しかし元禄四年(一六九一)の悲田受不施停止に伴い、時の住持覚雲院日憲は不受不施を停止する旨申付けられたが、これを拒否したため翌年には菩提所並びに寺領を召上られ、「憐むへしさはかりの大寺一時に平寺」となり、以後は身延支配下となった。

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