七賢七聖
七賢七聖
しちけんしちしょう
小乗説一切有部でいうところの見道以前の三賢と四善根を七賢または七方便、七加行位といい、見道以上の三道と四果を七聖という。
三賢とは心の五過を停止するために修する不浄観・慈悲観・縁起観・界分別観・持息観の五停心と、身・受・心・法を別々に不浄・苦・無常・無我と観ずる別相念住と、身・受・心・法をに合縁し、総じて不浄・苦・無常・無我と観ずる総相念住である。
四善根とは三賢ののちに、いよいよ無漏智のあたたかさに近ずく煖、山の頂きのような殊勝の善根が生ずる頂、四諦を認可する忍、有漏法中最高である世第一法をいう。
三道とは理論上の惑を断ずる見道、習慣上の本能欲を断ずる修道、学び終った無学道で、因果は真理の流れに入る預流果、人天に一往来するだけで般涅槃できる一来果、二度と欲界に帰らないですむ不還果、煩悩を断じつくした阿羅漢果をいう。
日蓮聖人の『四教略名目』にくわしい説明がある。
《『遺文辞典』教学篇「七賢」「七聖」の項、『図説仏教語大辞典』「七賢七聖」の項、『天台学辞典』「三賢」「三賢四善根」の項》