高須梅渓
高須梅渓
たかすばいけい
(一八八〇-一九四八)
評論家。
大阪生れ。
本名芳次郎。
早稲田大学英文科卒業。文学博士。
明治三〇年(一八九七)四月「浪華青年文学会」を組織し『よしあし草』を創刊。
翌年上京して『新声』を編集『国民新聞』『東京毎日新聞』等を経て文芸時評を書いた。
特に明治文学史研究に業績を残し、主著に『現代文学十二講』『近代文芸史論』『明治大正昭和文学講話』『明治文学史論』『爛熟期頽廃期の江戸文学』がある。
また水戸学の研究家としても知られ、仏教評論にも関心をはらい日蓮聖人に関する作品を発表した。
大正五年(一九一六)一〇月、戯曲『竜の口の日蓮』(一幕二場)が東京有楽座にて東儀鉄笛の日蓮聖人によって上演された。
次いで同六年に『大聖日蓮』(内外文芸社刊)『日蓮聖人及その殉教者』(新潮社刊)、同七年に『日蓮聖人物語』(岡村盛花堂刊)等の評伝を執筆した。
《『国史大辞典』八巻「高須芳次郎」の項》