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阿耨多羅三藐三菩提

あのくたらさんみゃくさんぼだい #5141

阿耨多羅三藐三菩提

あのくたらさんみゃくさんぼだい

梵語anuttarā-samyak-saṃbodhiḥの音写。 略して阿耨三菩提、阿耨菩提という。 無上正遍知、無答正遍知、無上正等正覚、または無上正等覚と訳す。 の覚智。
凡夫が真に覚めていない(不覚)のに対して、迷界を離れて覚智円満し、平等の真において全てを知るの無上の勝智をいう。 anuttaraは「更に高位のものがない、最も優れた、無上の」、samyak(samyañc)は「完全な、全ての」、saṃbodhiは「さとり、めざめ、等覚」を意味する。
大智度論』巻第二は「復た阿耨多羅と名く。 秦には無上と言う。 問うて曰く、云何が無上なる。 答えて曰く、涅槃の法は無上なり。 は自ら是の涅槃を知り、他より聞かず、またまさに衆生を導いて、涅槃に至らしめんとす。 諸法の中に涅槃の無上なるが如く、衆生の中にもまた無上なり。 復次に、持・禅定・智慧をもって衆生化するに、一切あい等しき者あること無し、何に況んや能く過ぐるものあらんや。 故に無上と言う。 復次に、阿を無と名け、耨多羅を答と名く。 一切の外道の法は答うべし、破るべし、実に非ず、清浄に非ざるが故なり。 仏法は答う可からず、破す可からず、一切の語言の道を出ず。 また実にして、清浄なるが故なり。 是を以ての故に無答と名く」と説明する。
《『遺文辞典』教学篇「阿耨多羅三藐三菩提」の項、『広説仏教語大辞典』『新版仏教学辞典』『岩波仏教辞典』「阿耨多羅三藐三菩提」の項》

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