妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

開権顕実

かいごんけんじつ #5104

開権顕実

かいごんけんじつ

法華経迹門における爾前諸経の開会で、会三帰一開三顕一と同義語。
権とは仮、方便の義で爾前諸経を指し、実とは真実のえである法華経を指す。
釈尊は一代五〇年の説法で、四十余年間に諸経を説いたのち、法華経を説かれたのであるが、法華経に至ってそれまでの四十余年間に説かれた諸経は、すべて真実の教えに入らしめるための方便であって、法華経こそが真実であると説き明かされたのである。
法華経の開経である『無量義経』には「四十余年には未だ真実を顕さず」と説かれ、法華経の法師品には「方便の門を開いて真実の相を示す」と説かれている。
《『遺文辞典』教学篇「開権顕実」「開会」の項、『日蓮辞典』『天台学辞典』「開権顕実」の項》

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