えさんきいつ
法華経迹門の開顕で、開三顕一・開権顕実と同義語。
「えさんきいち」ともよむ。
会三入一ともいう。
三とは声聞・縁覚・菩薩の三乗、一とは一仏乗のことで、三乗を開会して一仏乗に帰入することをいう。
法華経以前の四十余年に説かれた諸経には分けて声聞・縁覚・菩薩の三乗差別を示してそれぞれの教・行・証を説いていた。
しかし法華経に至るとそれらの説が、すべて真実の教えに入らしめるための方便(てだて)であることが明かされ、本来的には三乗の差別はなく、真実には一仏乗しかないことが明かされた。
《『遺文辞典』教学篇「会三帰一」の項》