観心立行
観心立行
かんじんりゅうぎょう
日蓮聖人教学における行法が本門の観心のおいて立てられたものであることをいう。
本門の観心とは『開目抄』の文底、『観心本尊抄』の第五重の三段における「本門」の本門文底の観心をいい、『観心本尊抄』に「本門の肝心南無妙法蓮華経の五字」(定七一二頁)とあるように具体的には題目の五字七字を指す。
観心とは「我が己心を観じて十法界を見る」(『観心本尊抄』定七〇四頁)の定義の如く行法を意味し、教に即するものである。
五字七字は教と観心が相即するもので、五字は即観の教、七字は即教の観である。
七字の行法は五字の受持(唱題)にほかならず、これが不惜身命の信行、三大秘法の受持という日蓮聖人の行法論の基本原理となっている。