妙傳寺聖典個人版 新・電子聖典

若輩

じゃくはい #4589

若輩

じゃくはい

僧徒の階位の一。 法臈や法勲、行学の上から制定された順位。
上足・老僧と呼ばれる長老級の僧を宿臈、次に位する中堅の中老級の僧を中臈、その下に位置する年齢の若い法臈等の経験未熟な学僧・僧徒若輩と呼称する。
聖人が定めた本弟子六人は、聖人滅後直ちに老僧と呼ばれており、文字通り長老の位にあったが、聖人自ら中臈を定めてはいない。
これら三階級の成立期については、日興門下では永仁六年(一二九八)の『本尊分与帳』に、日朗門下では、元応二年(一三二〇)の起請文にその嚆矢を窺うことができる。 また永和四年(一三七八)の妙顕寺大衆の起請文には宿臈、中臈、若輩と明確に階位を記し、署名花押を列挙している。 久遠成院日親(一四〇七-八八)の著『伝燈抄』の冒頭にも「高祖御遺弟中臈若輩に至るまで数輩御門人為りと雖も」とあり、この頃には既に宿臈、中臈若輩の階位が一般的に普及されていたと見ることができる。

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